海外サッカー『MLS』アメリカでの人気を数字で見る【2018】

アメリカの3大スポーツというと「アメリカンフットボール」「野球」「バスケットボール」になると思いますが、それ以外にもホッケーリーグ「NHL」やサッカーリーグ「MLS」などの各種スポーツのリーグがあります。

ここ最近は以前よりアメリカでサッカーが認知されているというニュースを聞くようになりました。

学生時代にサッカーをしていたこともあって、いまアメリカのサッカーがどれくらい人気になっているのか気になり、今回その点について調べてみましたので紹介したいと思います。

MLSはJリーグと近い1993年に設立される。

アメリカのサッカーリーグであるMLSは1993年に設立されています。日本のJリーグの設立も1991年なのでほぼ同じ時期に運営が開始されています。

当初は脱退したチームもあったり、専用のグラウンドがなくてアメフトのグラウンドを借りて試合をしているところもあったようです。しかし、ここ最近のMLSは人気も安定してきたようで2017年からはTVの放映権も獲得し、その放映権も40億ドル(4000億円)となっています。

後ほどデータで解説していますが、ここ10年MLSの運営はとても順調にいっています。

アメリカでもスペインやイギリスの海外サッカーが人気。

MLSというリーグが自分の国にあるわけですが、日本と同じくアメリカでもヨーロッパのサッカーのほうが人気のようです。

例えばスポーツサイトを見てもTOPページに来るようなニュースになっているのは大体ヨーロッパサッカーの情報だったりします。

2015年女子ワールドカップが最も視聴率が高かった。

意外にもアメリカでこれまで1番見られたサッカーの試合は、2015年の女子ワールドカップの決勝戦の「アメリカvs日本」戦となっています。

日本でも大人気だった女子サッカーですが、アメリカでは2500万人ちかい視聴者がいたようでアメリカ人の10人に1人はこの試合をみたことになります。

それまでの最高視聴者数は1999年のアメリカワールドカップということなので、2015年の女子ワールドカップがいかに盛り上がっていたかがわかります。ちなみにこの大会の日本での平均視聴率は17.2%となっています。

人気のスポーツサイト「ESPN」から見るサッカー人気

そしてアメリカでも人気のスポーツサイトの1つである「ESPN」では、3大スポーツに並んでサッカー情報が紹介されています。その順番を見ると、NLF(アメフト)、NBA(バスケ)、MLB(野球)、NCAAF(学生アメフト)、Soccer(サッカー)の順番になっています。

学生アメフトがサッカーよりも先に紹介されているところに、アメリカのフットボール熱を感じますし、またサッカーについても「MLS」という表示ではなく「Soccer」として扱われているところにも興味をもちます。

おそらく、表示を「Soccer」としているのはヨーロッパなどの海外サッカーの人気が高いため、MLSのニュースだけでなくブンデスリーグやリーガエスパニョーラのニュースも多く扱っているからだと思います。

またアメリカでは4大リーグとされるホッケーリーグ「NHL」については、TOPページに表示がされずなぜかその他のカテゴリーの中に隠れてしまっています。

(追記)アメリカの人気Q&Aサイト「Quora」のスレッドを読むと、どうもESPNはサッカーを押しているようで、そのためアイスホッケーよりサッカーを上に表示させているようです。

データから見るサッカーリーグの人気

2016年の平均観客動員数はNHL(ホッケー)やNBA(バスケ)を超えてきている。

ここ10年でアメリカでもサッカー人気がたかまってきていることは明らかですが、実際にMLSがどれくらいの人気になっているのか統計データから調べてみてみました。

各リーグの公式サイトやまとめサイトで発表されていた数値を参照しています。まずは1試合ごとの平均観客数と年間の合計観客数の数値を表にしてみました。

1試合アベレージ 合計観客数
NHL(ホッケー) 1万8100人 2150万人
NBA(バスケ) 1万7800人 2200万人
MLS(サッカー)2017年 2万2000人 820万人

1試合ごとの平均観客数(2016年)

※NLB(バスケ)→正:NBA(バスケ)

実はMLS(サッカー)の試合を見る人はたいへん多くなっていて、2016年以降は1試合に平均して2万人以上の観客が訪れています。これはバスケやホッケーのリーグよりも多い観客数になっています

MLSは2000年前後が1番人気がなかった時期で、この時期の1試合あたりの観客数はわずか1万4000人前後でした。

上のグラフは2016年のものですが、2018年データでは2万2000人を超えていて当時と比べると1試合あたり8000人も多くなっていることになります。

これから2020年にかけて参加チームも増えていきますし、TVの放映権も取得したばかりなので今後もしばらくは観客数は増加していくのではないかと思います。

MLSにおける1試合あたりの平均観客数の推移

2013年からの5年間の平均観客数の推移グラフになります。たった5年間で3500人も増えています。とくに2014年には1500人も増加していて、この時期に大きく観客を増やしていることがわかります。

1年間の総動員数ではバスケやホッケーに追いつけないMLS

一方で1年間を通しての観客総動員数も調べてみました。

すると、4大リーグとされるホッケーやバスケについては年間の観客数が2000万人を超えてきていますが、サッカーについては2018年データで820万人と他リーグの1/3ほどの動員数となっています。

平均観客数はホッケーやバスケを超えているにも関わらず、年間の観客数合計では大きな差がついている原因は試合数が少ないことが理由になります。

サッカーの場合は1週間に1回の試合が限界なため、リーグ戦とカップ戦をあわせても40試合ていどの試合数におさまります。一方でバスケについてはポストシーズンまで勝ち上がるチームは年間90試合ほどの試合数になります。

このように倍ちかい試合数の差があるため、年間の観客数にも大きな差が出てしまうわけです。

MLSは4大リーグの仲間入りができるか?

MLSは2017年時点で20チームありますが、今後2020年までに28チームにまで増えることになっています。8チームも増えますので1年間の観客動員数はおそらく2017年の820万人はこえて、いずれ1000万以上になる可能性がつよいです。

1試合の平均観客数もいまの2万2000人がピークとなるのか、今後も増え続けるのかわかりませんが、仮に人気が継続して2万5000人ほどになれば年間の観客数も1500万人ちかくになり、ホッケーやバスケと差が縮まってきます。

アメフト(NFL)と野球(MLB)の総動員数と1試合平均数

ちなみにアメリカで圧倒的な人気を誇るアメフト(NFL)ですが、1試合の平均観客数はなんと6万7000人となっています。サッカー以上に試合数が少ないため(16試合+ポストシーズン)総動員数は1700万人ほどになります。

また、野球については2016年のデータで総観客数が7260万人、1試合平均で3万人となっています。試合数が多いため総観客数については他のスポーツリーグを寄せ付けていません。

まとめ。アメリカでのサッカー人気はそれなりに高い。

年間の総観客数の多さ順にならべると野球(7260万)>バスケ・ホッケー(2000万)>アメフト(1700万)>サッカー(820万)となります。

年間観客数ではアメフトは4位となりますが、事実上アメリカで1番人気のスポーツはアメフトです。

そして1試合平均の観客数でみたとき、アメフト(6万7000人)>野球(3万)>サッカー(2万2000)>ホッケー(1万8600)>バスケ(1万7800)となっていて、どちらかというと1試合平均観客数のほうが各スポーツの人気をあらわしているような気がします

そんななか、ここ10年どんどん観客数を増やしてきて、将来的に年間観客数を1000万を超えてくるのは確実なMLS。1試合平均の観客数もここ5年で3000人以上増えています。

この勢いが続けば5年後に「1試合平均=2万5000人、年間観客数1300万」というレベルも見えてきています。

アメリカにはアンチサッカーの人も多いような気がしますが、そんな中でこれだけの数字を出しているわけですし、さらにここに加えて海外サッカーの人気もありますから、アメリカにおけるサッカー人気は4大スポーツと肩を並べるまでは行かなくとも、それなりの人気になってきていると結論づけて良さそうです。

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    「ネイティブレベルの英語を身にとけたい」と無謀にも40歳だった2017年11月から英語の勉強を始めました。この時点での英語レベルは「英検3級レベル」。英語の勉強もふまえて調べたことや気になったことをまとめてブログにまとめています。当ブログの内容への質問などがあればコメントをお待ちしています。